2013年1月9日水曜日

世界リスク:人民情報戦に敗れた中国政府`:ナショナリズムを煽って国民の不満そらす

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レコードチャイナ 配信日時:2013年1月9日 16時59分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68269&type=0

人民との情報戦に敗れた中国政府、ナショナリズムを煽って国民の不満そらす―米メディア


●政治リスク・コンサルティング企業ユーラシア・グループは、中国の情報操作とナショナリズムを2013年世界10大リスクの2位とした。写真は南方週末の2013年新年号。異例の検閲に抗議して記者がストライキする騒ぎが起きた

 2013年1月、政治リスク・コンサルティング企業ユーラシア・グループは、
 中国の情報操作とナショナリズムを
 「2013年世界10大リスク」の「2位」とした。
 7日、ボイスオブアメリカ中国語版が伝えた。

 中国といえば強力なメディア検閲で知られている。
 しかし中国では中産階級の台頭、高等教育の普及とともに、ネットなど中国政府のコントロールを受けないメディアを利用できる人々が増えつつある。
 近年、ネット発の汚職官僚告発が増えているが、それらは中国政府が市民との情報戦に敗れていることを示しているという。

 しかしながら情報戦の敗北が新たなリスクを招いている。
 情報操作ができなくなった分、中国はナショナリズムを煽ることで国民の不満をそらそうとしているためだ。

 他の項目でも中国関連のリスクが目立った。
 1位の「新興市場のリスク」では中国など新興国の成長から外国人投資家が利益を得られない問題を指摘。
 5位の日本のリスクについても中国にとって日本の重要性が以前ほど大きくなくなったのが背景だと分析されている。




レコードチャイナ 配信日時:2013年1月9日 15時58分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68251&type=0

2013年は波乱の年に、アジア・世界で苦難が予想―香港誌

 2013年1月7日、香港誌・亜洲週刊によると、2013年はアジアにとっても世界全体にとってもやっかいな一年になることが予想されている。
 為替や貿易分野での係争だけでなく、深刻な武力衝突も発生する可能性があるという。

 経済面では欧州の債務危機が今も続いており、米国は「財政の崖」を回避したものの2013年の成長率は1.9%と低く予想されている。
 また、欧米に続いて日本も貨幣供給を増やしてデフレ脱却を図ろうとしていることから、2013年にアジアでは日中韓を中心として大規模な為替・貿易分野での争いが発生し、その影響は他の地域にまで波及するとみられている。
 世界経済が低迷し、保護貿易主義が世界的に広まり、
 中国は国際貿易での不況が深まるという。

 政治・軍事面では、日中関係の冷え込みなどアジアで問題が深刻化しており、安倍政権が尖閣問題において強硬な姿勢を示していることから
 中国も相応の対応を迫られることになり、東シナ海において武力衝突が発生する可能性を中国紙・環球時報が指摘している。

 東南アジアでも領有問題が拡大しており、
 北朝鮮が再び核実験を強行する可能性があるほか、
 インドネシアも短距離弾道ミサイルの発射実験を行うことを明らかにしており、
 2012年に続いて経済面の悪化が様々な問題や衝突を生むことになるとみられる。




レコードチャイナ 配信日時:2013年1月10日 6時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68296&type=0

南方週末改ざん問題、米中が対立
=米の批判に中国「内政干渉認めぬ」―シンガポール紙

 2013年1月9日、シンガポール華字紙・聯合早報(電子版)によると、改革派の論調で人気の高い中国紙・南方週末の新年号が当局の指示で改ざんされた問題で、米国務省のヌランド報道官がこのほど
 「(メディアに対する検閲は)近代的な経済、社会の実現を目指す中国の理想と相容れない」
と批判したのに対し、中国外務省の洪磊(ホン・レイ)報道官は
 「中国はいかなる国家、人、形式による内政干渉も認めない」
と反論し、米中が対立の様相を見せている。

 それによると、ヌランド報道官は
 「一部の中国国民が言論の自由を強く行使し、もちろん我々も注目している。
 中国政府も関心を払うことを望む」
と述べた。
 さらに、国際ジャーナリスト連盟(IFJ、ブリュッセル)も7日に声明を発表。
 南方週末に対して広東省共産党委員会宣伝部が行った改ざん行為は、言論と出版の自由を認める中国憲法35条に違反しているとして、習近平(シー・ジンピン)総書記に調査を求めている。